風景

夢を見て生きてく事を初めて
言葉にできない 自分の思いを込めたでしょう


ただ、ただ想いを伝えたいと
言葉にしたけれど、言葉が途切れたとき
一つの糸がぎりっと一本づつちぎれる音は
自分の心が音を立ててパッチンと
崩れる様に揺れて不安定なギリギリ擬音が
響く心になりました。

どんなに自分の思いを言葉にしても
その言葉も思いも少し小さくなって
こちらに帰ってくる事を知りました。

本当は、誰もが知っているようで
本当は、誰もがそのまま置き去りにしたまま
日々を過ぎ去る現実に一生懸命だから
誰も余裕さえなくしている

自分の思いは描くことで自分を知り
描く事で見えぬ言葉がそこで表現者に
ひと時なれる事を知りました。

世の中の判断が良いことか、悪いことか
その事もどこかに置いて
今を過ごすことにしているんだ。

振り返れば多くの事が人という字に
あるけれど過ぎ去れば忘却の彼方に
時間という事も忘却の彼方に
今日も過ぎていてるけど
名もなき花束は今から知り得る
新しい時間また新しいことが表現出来る
花束は広がる空気になって、花はひらりと空へ飛び
その時の自分が消えて生まれる事の繰り返し

特別ではなく現実の風景がそこにただあり
そこが今いる時間だけが流れる
その時を流れその流れの中で立ち止まり
生きることを、苦しみつつ涙が出つつも、ありのままで
自分が今その時を静かに生きてます・・。

生きて・・・いる。


   
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